検査による工事の遅れ
明日からの3連休。3日のうち2日は欠陥検査。
(欠陥検査:すでに完成していて不具合が生じている家)
年末に予定が入れられず、年明けまで待ってもらいました。
今月は計4件の欠陥検査に行く予定です。
施工者の中には第三者検査が入ることで工期が遅れることを懸念する会社がある。
一つは、検査員との日程が合わない心配。
工程管理がきちんと出来ている現場ほど、日程は前もって決まるため
そのような心配は不要です。
着手から完成まで1日も予定がずれない会社もあります。
今まで15年以上検査をしていますが、急な依頼でも、私の都合で現場を止めたことはありません。
(検査の部分以外を先に進めてもらったことはあります)
もう一つは、是正で工期が遅れる心配。
納期が厳しい賃貸マンションやクリニックなどでも検査に入っていますが、
施工に自信がある会社は、そんなことを心配しません。
指摘を心配するのは、品質に自信がない証拠です。
お客さんが工期を急いでいないのに、慌てて施工する理由は、
決算数字をよくするためか、早く資金回収したいからです。
現在、検査に入っている現場。この会社は標準で60日工期。
お客さんが契約時に、急いでやらないことを契約内容に加えたため、
3倍ほどの工期を取って、しっかり確認しながら工事を進めております。
業者側の言いなりにならず、自分の希望を伝えることも大事です。