事例1128 「基礎梁のずれ」
事務所に財布を置いて出かけてしまいました。
財布を忘れても、スマホを持っていれば
食事などで困ることはありません。
アイフォンの中に、モバイルスイカ、アップルペイ、PayPay等が
入っています。
■(1)今回の事例______________
「基礎梁のずれ」
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◆写真解説
基礎梁のずれ。位置を3CMほど間違えて施工。
塗り足したモルタルが剥離している。
◆内容説明
2,3CM程度のずれは、鉄筋だけの状態である配筋検査時は分かりにくい。
そのため、位置の間違いは、よくある。
間違えても適切に処理をすればよいが、今回の例は
適切な補修材を使わずに塗り足した。
そのため、剥離やひび割れが多数発生。当然、強度もない。
大きく位置がずれると、アンカーボルトが土台から外れるなどの影響もある。
床下で目につかないため、放置または雑に修理されやすい。
◆対策
立ち上がり位置の確認を行う。
今回は、完成1回の検査で発見。床下を確認する。
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■(2)編集後記
レオパレスの問題。
木造3階などのアパートも危険が潜んでいる可能性が高いです。
一昨年検査したアパート(木造3階)は、屋根裏の界壁の未施工以外に、
防火、構造違反がたくさんあり、全面的に改修をさせました。
物件は瑕疵保険に加入をしていましたが、施工者の重過失と判断され保険は下りず、
下請け業者が費用を負担したと思います。
工事中の大家さんの損害は、元請けがお金がないと言って逃げました。
品質の良さは一般的に 注文住宅>建売>アパート
アパートは自分が住まない。目的が収益や節税などの理由から
施主自身が建物の工事に興味がなく、施工業者も品質面で気が緩む。
最近は、将来の売却を考えて、施工時に検査を依頼する方も見えますが
圧倒的に数は少ないです。