事例1134 「躯体の濡れ」
昨日までの特に午前中の寒さは、厳しかったです。
今日は暖かくなる予想で、うれしいです。
夕方まで現場。次の現場の合間に更新してます。
■(1)今回の事例______________
「躯体の濡れ」
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◆写真解説
屋根合板の濡れたあと。長期間、雨に濡らしたために水シミあとが目立つ。
垂木間ではやや合板に反りも出ている。
◆内容説明
躯体組み上げ(上棟)後の雨仕舞が遅く、雨に何度か濡らした。
せっかく乾燥した材木を搬入しても、何度も雨に濡らせば
乾燥材を入れた意味が無い。
完成してから結露などの原因になることがある。
合板製造側の組合が、多少の濡れは影響がないと告知している。
確かにその通りです。
工事中、雨に濡れることをそれほど心配しなくて良いですが、
養生をせず、長期間、濡れたままにすることはよくないです。
◆対策
できるだけ濡らさない努力をするよう、事前に伝える。
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■(2)編集後記
依頼が来たものをすべて抱え込むのではなく、
私が行かなくても、他の優秀な専門家に委託できるものは、
紹介という形で、他社へふるようにしております。
弊社が間に入り、経費を取ることもないですし、紹介料を頂くこともありません。
先日、音の調査依頼を業者から受け、専門の方を紹介しました。
紹介した方が、前金でのご請求をしたところ、その会社は前払いが会社の規則で
できないため、弊社に代わりに支払ってくれと言ってきました。
この件に関し、全く関りがないため、当然拒否しましたが、
お願いをしてくる担当者の非常識さにあきれました。
この会社は一部上場企業。会社の規模はかなり大きい。
その割に、内部の体制は非常にだらしない。
そのだらしのなさが、現場品質にも表れています。