事例1138「外壁通気の不備」

大型連休明けの反動が今週いっぱいくらい続きます。
それに加え、裁判関係の書類作成に追われています。

連絡などのレスポンスが遅くなるかもしれません。

 

■(1)今回の事例______________

「外壁通気の不備」
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◆写真解説

外壁上端で通気の抜けがない。
空気と水蒸気が滞留し、結露などの原因となる。

 

◆内容説明

ほとんどの木造住宅において、外壁に通気層を設けている。
通気層の厚さは15~20mmほどで、壁内の空気や外壁裏に入った雨を
排出する役割がある。
通気層内の通気は、太陽光で空気が暖められるため下から上へ移動する。

空気の排出する外壁上部において、未だに空気の抜けを設けていない家が多い。
設計者の指示不足、現場監督や専門職の知識不足が原因。

ひどい例になると壁内結露が発生することもあるが、
大半は症状がなく、知らず知らずのうちに長期間湿気にさらされ
躯体の耐久性に影響が出る。

 

◆対策

通気の抜けを図面や外壁工事時にチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

紛争処理の場面において、強い勢力に押され、自分の意見を言えず、
同調してしまっているケースによく遭遇します。

逆らうと面倒だから意見を合わせておこうという考えでしょう。

多数決で瑕疵判断をするわけではないので、
結果にはほとんど影響がありません。

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