事例1143 「野地板の変形」
昨日まで、昼間は現場予定がぎっしり、夕方からは打ち合わせで
余裕が全くなかったです。
今日は早めに事務所に戻ることが出来ましたが、のんびりは出来ません。
深夜便で海外出張へ出かけます。
現地1泊、機内2泊の余裕がない日程。
移動が多いため、メールなどをチェックする時間も限られそうです。
■(1)今回の事例______________
「野地板の変形」
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◆写真解説
屋根合板の表面が剥離し、浮き上がっている。
濡れが原因。屋根の仕上げにも影響が出る。
◆内容説明
軒先から少し上がった箇所で、何箇所か山になっていた。
施工中に濡れ、ルーフィングが乾燥を妨げた可能性がある。
合板が剥離すれば、材の耐力低下も懸念される。
屋根を施工する前に発覚したため、施工者に改善を要求しました。
夏場になると躯体濡れの問題が増えます。
天気予報をしっかり見て、工程を決めることが重要です。
◆対策
雨養生をしっかり行う。濡れた場合は乾燥させる。
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■(2)編集後記
雨漏りを指摘すると、雨漏りではなく水漏れ、結露だという反論がよくあります。
どれも水に関することなので、判別が難しい場合もある。
業者が雨漏りを嫌うのは、瑕疵担保責任があるからです。
施工ミスが無くても、雨漏りしていれば、直さないといけません。
水漏れは経年劣化、結露は住まい方が原因だとして
逃げられる可能性がある。
最近は1年中、雨漏りの相談が寄せられますが、
これから台風シーズンにかけて、雨漏りが多くなります。