事例1150 「ホールダウンボルトの位置が悪い」
今日は朝7時から検査をしてきました。
普段でも渋滞がひどい箇所を通るため、渋滞しない時間にしてもらいました。
融通が利くのも、何度か依頼を頂いているためです。
■(1)今回の事例______________
「ホールダウンボルトの位置が悪い」
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◆写真解説
ホールダウンボルトが端すぎる。ボルト外側のコンクリート厚は15mm。
土台を敷く前からコンクリートが割れている。
◆内容説明
直径16mmのホールダウンボルト。
基礎に直接埋め込み、柱に緊結。地震時に柱が抜けるのを防ぐ。
埋め込み深さは一般的なタイプで360mm(25KN・・約2.5tまで)
端に寄せて施工する理由は、筋かいとの干渉を防ぐため。
端に寄せ過ぎれば、写真のように割れて、コンクリートの付着が無くなる。
かぶりも考慮し30mm以上(土に接する立ち上がりは40mm)確保すれば
構造的にも問題が無く、割れる可能性は少ない。
◆対策
立ち上がりのコンクリート打設時に、設置位置を確認する。
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■(2)編集後記
来月、放送予定だったTV取材。お蔵入りがほぼ確実になりました。
今年、お蔵入りがこれで3本目。
視聴率重視のTV局。ギリギリラインを狙う企画が増えてます。
その上で、会社の安全を確保するため、少しでも危ないと判断すれば
放送を取りやめてしまいます。
今回の取材内容は、かなりヤバい内容でした。
今のTV局に放送する勇気はないと予見はしつつ、協力していました。
番組スタッフの気持ちも良く分かるため、
今年3度目のお蔵入りでも、文句は言いません。