事例1157 「間仕切り壁内の結露」
明日からの1週間も結構、ハード。
出張が2つ。裁判2つ。欠陥検査が2件。
その合間に新築検査。
先の予定を見ていると、新築検査の数が落ち着くため
来月は、多少余裕ができると予想しております。
■(1)今回の事例______________
「間仕切り壁内の結露」
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◆写真解説
クロスにカビが発生した壁をあけたところ、
クロスに異常がない反対側の壁裏にもカビが発生していた。
気づいていない壁内のカビは多いかもしれない。
◆内容説明
壁内結露と言えば、一般的には外壁面で起きる結露のこと。
写真は間仕切壁で起きた結露。
クロスにカビが発生し、壁を開けたら、
クロスに異常がないところにもカビが発生していた。
気づいていないだけで、壁内にカビが発生している家は
予想より多いかもしれないと思いました。
原因は、間仕切壁内の多湿。
壁の中を空気が動く構造になっていて、小屋裏などから
水蒸気が供給された。
夏場エアコンで壁が冷えると、壁内で結露が発生、
その水分でカビが生える。
◆対策
夏場の湿度が高くなる傾向にある。海水温の上昇などが影響していると思う。
部屋だけでなく、小屋裏、壁内、床下の湿度コントロールが重要となる。
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■(2)編集後記
昨日、長野県での仕事の帰り、水没被害にあった国道18号線を車で走りました。
車は止めるず、写真も撮らず、走り抜けただけですが、
被害の状況をしっかり目に焼き付けました。
被害状況は、ニュースで見るより衝撃的。
1日経っても、頭から離れません。