事例1168 「建物の動きが原因のひび割れ」
先週末、東京から帰ってきた翌日から風邪の症状が出始め、
木曜日の夕方、熱が38度以上まで上がりました。
病院で薬を処方してもらい、翌朝には平熱まで下がりましたが、
薬の影響なのか、眠く、頭が重たい状態が続いていました。
マスクなしで過ごしたことを反省しています。
■(1)今回の事例______________
「建物の動きが原因のひび割れ」
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◆写真解説
L字型形状の建物接続部分。
それぞれが異なる動きをするため、接続部にひび割れが入りやすい。
◆内容説明
建物の形状がL字型の場合、一般的には、
ビルやマンションなどでは、接続部分で躯体を分離し隙間をつくる。
低層の住宅では、分離せず一体化する。
構造検討で一体となって動くように設計すれば問題はないが、
住宅の場合は、不整形の建物においても、整形の建物同様の
構造検討で終わっている。
接続部が損傷するのが確実であっても、計算基準はクリアするため、
あまり重要視されていない。
◆対策
L型、凸型、コの字型などの家の場合、詳細な構造検討を行う。
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■(2)編集後記
広告などで「設計士」という文字をよく見かけます。
何気なく聞いていると疑問に思いませんが、どういう意味なんでしょうか。
「士」がつきますが、国家資格であるのは「建築士」で、設計士という国家資格はありません。
設計のプロを強調するなら「建築家」と名乗った方が良いのではと思います。
「建築家」は国家資格ではありませんが、「日本建築家協会」という団体があります。
結論として「設計士」は設計をする人全般のことだと思います。