事例1176 「基礎立ち上がりの構造クラック」
4月に入りましたが、業務に追われています。
現在、建て替え要求の書面作成中。
争いごとの処理に追われています。
■(1)今回の事例______________
「基礎立ち上がりの構造クラック」
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◆写真解説
基礎の立ち上がりに入ったひび割れのほとんどは収縮が
原因で起きたもの。写真は構造が原因。幅が太い。
◆内容説明
収縮クラックは「ヘアークラック」とも呼ばれ、
太いもので幅0.5mmほど、大半は0.1~0.3mmくらい。
写真は幅1.4mm。当然、貫通していて、内側は2.2mmもあった。
床の傾斜が確認でき、構造的に入ったものだと断定した。
最近の現場は、基礎表面に弾性系の塗装を塗る現場が増えた。
収縮クラック程度では、塗料が切れないことも多いですが、
今回のような太いクラックが入れば、塗装も切れます。
◆対策
構造クラックは、地盤沈下が原因で入ることが多い。
地盤調査を行い、適切な基礎補強判断の有無を行う。
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■(2)編集後記
仕事のやり方などにおいて、今回、大きな変革期になりそうです。
数年先だと思っていたことが一気に進むかもしれません。
スケジュールが落ちついてきたら、じっくり考えてみたいと思います。