紛争中の現場立ち合い2
不同沈下被害の修理要求をしている住宅の
現場立ち合いに行ってきました。
双方の代理人である弁護士も立ち会う中、
施工業者の営業担当が私にこんなことを言った。
「なぜ、沈下したと決めつける。
最初から傾いて施工することもあるだろう」
私が「傾いた家をよく造るのですか」と尋ねたら
とっさに「違う」と答えた。
こちらをけん制しようとして、失言したと思われる。
また、ミスを認めたくないため、こんな発言もしている。
「傾斜の度合いと地盤調査結果を比べて違和感がある」
地盤調査の結果は明らかな軟弱地盤。杭打ちが必要と記載されているのに
杭の施工は省かれた。沈下して当然。何の違和感もない。
依頼者曰く、「とても口達者の営業担当、だから騙された」
この調子ですと、解決まで長くなりそうな印象を持ちました。