事例1188 「土台水切り裏に雨がまわる」
昨日、3階建ての現場で3時間ほど検査。
マスクを着用して、階段を何度か上り下りしていたら、
酸欠気味になり、事務所に戻ってからも頭が痛かったです。
夏用のマスクでも、動く時は着用しない方が良いですね。
■(1)今回の事例______________
「土台水切り裏に雨がまわる」
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◆写真解説
床下に入り、基礎と土台の間から外部側を撮影。
土台水切りの裏側に雨が入っている。
本来、雨が入る箇所ではない。
◆内容説明
土台水切りが機能を果たしていない事例が多くあります。
メーカーに事例を突きつけても、不備を認めないため、
証拠を集めている最中。
検査で床下に入っている時、雨が強く降ってきた。
注意して床下から土台水切り裏を観察したところ、
本来、雨が入る箇所ではない裏側が、かなり濡れてきた。
この水が基礎天端へ移動し、室内に入る例が多発している。
基礎パッキンがない現場では、土台が濡れ、腐朽する。
◆対策
不具合の出やすい材料を選ばない。
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■(2)編集後記
新型コロナウイルスの影響で、検査依頼の数は昨年より減っていますが
毎日、予定が埋まります。
自粛が解除され、裁判や話し合いが再開し、
打ち合わせや、反論意見書の作成依頼が増えているためです。
来月に入ると、夏型結露と雨漏り調査依頼が増えてくると思います。