住宅紛争処理のチームワーク
昔、欠陥住宅紛争を手掛ける先輩の建築士から
お客さんが連れてきた弁護士と組まない方が
良いとアドバイスされました。
その方、仕事を引き受けるときは、
弁護士交代も条件にしていました。
私の場合、途中で弁護士をチェンジするのは
そう簡単ではないため、それを条件にはしておりません。
ただ、最近はその条件を設定しようかと考えております。
理由は、建築紛争に不慣れな弁護士にあたる確率が増えているからです。
この前、お客さんに弁護士を選んだ理由を聞いたところ
「一番安かった」と答えられました。
値段と能力が必ずしも比例するわけではないですが、
弁護士を値段だけで選んではダメです。
今、組ませて頂いている弁護士の一人は、いつも組んでる弁護士に比べ、
私の手間は5倍くらいかかっています。
目の付け所もズレていて、どうでもよいことを重視しています。
チームワークが乱れると、何事もうまくいきません。
依頼者に不利益になれば、依頼をしていただいた意味が薄れます。
もう少し考えて結論を出したいと思います。