事例1199 「壁内のカビ」
今年の夏もたくさんの結露、カビ調査依頼を頂きました。
結露、カビに関し、非を認め責任を取る会社は少ないです。
住み方、つまり、施主側に責任があると言ってきます。
裁判所の判断もこれらに関しては厳しいため、
設計、施工時の予防が重要です。
ただし、大手メーカーの設計者も良くわかってない方が多い。
来年も多くの依頼が来ると予想してます。
■(1)今回の事例______________
「壁内のカビ」
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◆写真解説
クロス表面にカビが発生。
壁内をあけると木下地に大量のカビが付着していた。
◆内容説明
間仕切壁に発生するカビの原因特定は、壁内の気流を疑い壁内を見る。
写真は石膏ボードをあけて壁内を確認。
壁の上下で隙間処理がされてなく、空気の動きを確認することができました。
夏場の湿気た外気が壁内へ入り、エアコンで壁が冷えれば、
結露が発生し、その水分にカビが生える。
コンセント等の鉄部は結露で錆びる。
◆対策
気流止めを確実に施工し、気密を高める。
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■(2)編集後記
欠陥住宅調査の書類。
ここ数ケ月に作成した書類は、どれもページ数が多くなっています。
今現在書いているものも、不具合の数が膨大。
作成するのに丸2日くらいかかっております。
修理に相当な費用がかかりそうなため、相手が逃げないと良いですが。