事例1200 「コンクリート内、土混入」
台風が近づくと、電話などの連絡が少なくなる気がします。
現場監督さんたちが、現場養生に忙しくなるからでしょうか。
本日、週末でも連絡が少ないです。
■(1)今回の事例______________
「コンクリート内、土混入」
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◆写真解説
コンクリート内に土の塊が混入。擁壁の水抜き穴をコア抜きして発覚。
土の大きさによっては構造的な影響が大きい。
◆内容説明
建物周囲がぬかるんでいる場合など、靴や型枠などの材料についた土が
型枠内へ入ることがあります。
コンクリートを打設する前にチェックをすればよいですが、
チェックしている現場は皆無だと思います。
過去にもあとから発覚した現場がありますが、それは、表面に見えていたため、
一部が表面に出ていないと、発覚することはないでしょう。
土は強度がなく、空洞扱い。
強度不足以外に、位置によっては、かぶり不足となる。
◆対策
基礎工事時においても周囲の整地。
コンクリートを打設する前に型枠内のチェック。
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■(2)編集後記
現在、欠陥住宅検査依頼が多く、多少、お待ちいただいている状態です。
欠陥検査は丸1日かかる検査のため、予定を組める日は
私が全く予定を入れていない日になります。
新築検査も行っているため、概ね10日くらい先まで予定を埋めます。
その先は、裁判関係、前もって日にちを決める大手ハウスメーカーの
新築検査予定を組んでいるため、欠陥検査は、週に2件実施できるかどうかです。
最近、また、無知型の欠陥住宅が増えています。
この問題は、なかなか無くなりません。