現場の人手不足
最近では、住宅の現場においても外国人の職人がいるのが
当たり前になってきました。
検査に行った現場で、てきぱきと仕事をこなす若い職人がいて、
声をかけてみると、まだ日本に来て3ケ月だと聞いて驚きました。
日本に来る前に母国で研修をしてきたそうです。
建築現場にいる多くの外国人、特に研修生は、最低賃金で雇われている。
居住費などを引かれると、手取り10万円くらいが実態のようです。
(最低賃金で1日8時間働いて、手取り10万円。単純計算しても引かれる額が
結構な額になります。家賃、光熱費以外に渡航費やビザ代行料、母国での研修費
なども引かれているのでしょうか、食事や携帯は自己負担だそうです。)
人手不足を補い、安く使える。ハウスメーカーや工務店にとっては良いことですが、
今は安く雇うことができても、将来的はどうなるか分かりません。
おそらくアジア圏の経済発展に合わせ、外国人職人の賃金も上がっていくと思います。
一部の会社では、人手不足対策で、現場の手間を減らす取り組みを進めています。
手間が減れば、その分、施工ミスが減る。
各社の取り組みに注目していきたいと思います。