事例1204 「雨漏り ウレタン断熱材仕様の家」
昨日は1ケ月ぶりに新幹線に乗りました。
夕方、東京から名古屋へ帰る新幹線は、混んでました。
ようやく普通に戻りつつある状況において
新規感染者数が増えているので、今後、どうなるか気にしております。
■(1)今回の事例______________
「雨漏り ウレタン断熱材仕様の家」
_______________________
◆写真解説
ウレタン施工(断熱材)の家で雨漏りが起きると、
木の腐朽がひどいケースが多い。
ウレタンが雨を吸水し、壁内が乾きにくいのが原因。
(写真:ウレタンを絞ると大量の水がでる)
◆内容説明
以前からこの件は懸念しております。
ウレタンはスポンジのように水を吸うため、
相当な雨量でない限り、室内に水滴が落ちることはありません。
写真のお宅も、2階のバルコニーからの雨漏りでしたが、
1階への漏水はありませんでした。
晴れが続くと水分を徐々に放出、雨が降ると吸水を繰り返します。
常に水を含んでいるため、ウレタンに接する木部は水の供給を受けて、
腐朽していきます。
壁内を確認すると、柱、梁などの腐朽がかなり進行してました。
雨漏りが、構造瑕疵までに発展するケースです。
◆対策
できる限り、雨が漏りにくい設計を行う。
==============================
■(2)編集後記
大手ハウスメーカーの商品改良のペースが最近、早い気がします。
検査に入るごとに、少しづつですが、改良した箇所を目にします。
商品価値を上げるのと、コストダウンをはかる努力を
常に専門部署が行っているようです。
特に構造面の改良は、よく考えていると感心します。