建て替え要求2
依頼者は、契約から完成まで、いろいろ業者に騙され、
納得ができない家に住んでいる。可能であれば壊したい、また、
地元密着の業者が地元の人を騙すのは許さないと、徹底的に戦うことを決意。
何か自分では気づかない大きな手抜きがあると確信し、私に検査を依頼してきた。
検査に伺い、小屋裏などで不備は出てくるものの
依頼者の期待する重度ものはない。
検査の最後に床下に潜り、基礎にレーダーを当てると
今まで見たことがないような映像が出てきた。
(近く、公開します)
ベタ基礎のスラブ筋が、かぶりゼロで地面についている映像。
これを直すには建て替え以外にはない。
過去の判例において、かぶりゼロの場合で建て替えの判決も出ている。
RCレーダーを自前で持っている住宅検査の会社はほとんどない。
今回、RCレーダーを持っていない人へ依頼をすれば、かぶりの問題は
発覚しなかった。依頼者はあちこち行政などに相談してく中で、私のこと
を勧める人がいて、他は検討せず、弊社のHPも見ることなく私に決めたようです。
重大な問題が出ることは普通、マイナスですが、依頼者にとっては
とりあえず一つ、願いが叶ったと思います。
依頼者の強い思いがこの結果を引き寄せたのかもしれません。