事例1217 「壁の結露」
GWに向けて、緊急事態宣言の発動など
いろいろ規制が多くなりそうです。
来週も2回、出張を組んでいます。
外での仕事になるため、現場は心配しておりませんが、
電車や駅等を懸念しないといけません。
この際、時間がかかっても車で行くか検討しております。
■(1)今回の事例_____________
「壁の結露」
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◆写真解説
外壁の結露。石膏ボードを留め付けているタッカー部で冬場、結露が発生、
クロスを変色させる。(写真はクロスをめくり石膏ボードを露出した状態)
◆内容説明
鉄筋コンクリート造の戸建てやマンションで多く発生している事例。
最近は原因が特定され、新築では被害が起きていないと思われる。
被害が出た現場は、断熱材付きの特殊型枠を使用。型枠は解体せず、
一番室内側の材の上に石膏ボードを施工し、クロスを張る仕様。
その材が鉄筋コンクリートからの湿気をため込み、結露を発生させる。
(材の名称の公開は控えます。ケイカル板に近い材料)
◆対策
昨年、マンションの現場などでゼネコンさんの現場監督と話をしたところ
最近は、その材料を使用していないとの事。
外部からの湿気を室内側に移動させない。
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■(2)編集後記
木造と鉄骨プレハブの「制震装置」に関する事件を受け持っております。
両方に共通することは、相手からの情報開示がない。
商品単体での性能が確かなのは、疑いません。
けれども制振装置を家に組み込んだ場合の実際の効果が不透明。
今回、検証している製品はまだましな方。
現場に行くと、これは効果がある?
お守りのようなモノではと、疑いたくなるものもあります。