基礎配筋仕様
ベタ基礎の鉄筋量が、昔に比べると増えて、複雑になっております。
仕様規定での計画だけでなく、計算や構造検討の実施が
増えていることが要因です。
鉄筋量が増え、複雑化することは、言葉だけ聞けば、頑丈なイメージで
良いですが、トレードオフで施工性の問題などが出てきます。
具体例として、配管スリーブの納まり、鉄筋のあき不足、
多重結束等の問題が増えます。
また、基礎梁が多くなることで、床下換気の効率が悪くなり
中間部で夏場に結露の発生も増えています。
大手ハウスメーカーは、施工を容易にする改善を積極的に行っています。
職人の技量にばらつきがあるため、誰が施工しても
問題のないレベルになるよう、設計仕様を改善していくことが重要です。