事例1231 「躯体腐朽」
このところ、急な予定変更、確定が多く
施工会社に振り回されています。
雨が多いので仕方ないですね。
■(1)今回の事例_____________
「躯体腐朽」
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◆写真解説
雨漏りによる躯体(柱、土台、筋交い)の腐朽。
室内側に気密シートの施工があると発覚が遅れることがある。
◆内容説明
最近は、5年以上経過してから雨漏りが発覚する例が増えています。
ウレタン吹付のケースや、室内側に気密シートの施工があると
雨漏りの発覚が遅れることがあります。
通常、雨漏りは室内に水滴が落ちるなど、目視で気づくものですが、
ウレタンが雨水を吸い込んだり、気密シートで水滴が
室内へ出てくるのを止められしまうと、発見が遅れます。
発見が遅れるほど、木が水に接する時間が長くなり、腐朽が進む。
この状態になると、修理が大変。
腐った部分を撤去し、入れ替えたり、補強します。
◆対策
ちょっとした異変を感じ、施工業者へ申し出ても、
たいていは、問題ないですと言われる。
何かあるかもと、納得するまで調べることが重要です。
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■(2)編集後記
建築知識のムック本、「ビルダーズ」
今回のテーマは「断熱・気密」
昨日、知人が売り切れで買えなかったと言ってました。
調べたところ、確かにアマゾンなど、どこも売り切れ。
設計者、工務店、施主さんの最近の興味NO1は、このテーマなんでしょう。
もちろん私は、すでに入手し、読みました。