事例1236 「土台施工不良」
朝一番で投票に行ってきました。
支持政党は特になく、主に新聞からの情報で
誰に、どこの政党に入れるか判断しました。
■(1)今回の事例_____________
「土台施工不良」
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◆写真解説
基礎の水平精度が悪く、基礎パッキンの調整板だけを複数重ね
(写真は7枚)水平を調整し、土台を載せている。
正しい施工方法ではなく、構造耐力的に問題がある。
◆内容説明
基礎断熱の高気密仕様の家。
基礎の天端の水平精度を出さずに土台を敷くことはあり得ない。
もともとの施工計画がこれなら、知識があまりに無さすぎる。
正規のやり方で基礎パッキンを用いる場合においても
調整板は2枚までとなっている。したがって、
単体で複数枚の使用は、構造的に問題があるのは明らか。
また、高気密を目標にするなら、
土台と基礎間は気密漏れがないように、気密パッキンなどを入れる。
すき間をウレタンで塞いだだけのため、気密も低い。
土台部分であり、あとから修理が実質不可能。
検査書類には、基礎の重大瑕疵もあり
修理方法は「建て替え」と書きました。
◆対策
この方法が誰もダメだと気付かなかったのが不思議。
無知な業者に依頼しない。
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■(2)編集後記
関東の〇〇県での裁判。
調停委員が選任され、いきなり、明らかに間違った持論を言い出し、
とても驚きました。
私の想像ですが、実務を30年ほどやっていないか、
住宅の現場を全く知らない。
この方に住宅の建て替え裁判の判断を任せても良いわけがありません。
このようなことが珍しいかと言えば、そうではなく
私から見て、まともだと思える方の方が少ないです。
実務に精通し、知識の豊富な方は、本業が忙しく、
引退か、ゼミリタイアしないと
わざわざ裁判所の仕事をやらないと思います。
調停委員の交代、もしくは1名追加を弁護士から求める予定です。