適正な検査料金
ここ最近、数名のお客さんから、
他社に比べ検査料が安いですねと言われました。
普段、気にしていないため、どのくらい違いうのか、
検査会社としては大手の会社と、創業して間もない、
個人経営のところを見てみました。
大手は、会社の経費、広告代を考えれば妥当で、
基本的な料金算定は、弊社とあまり変わらないと思います。
弊社は3年くらい前から、ネット広告をやめています。
開業した当初(2000年前半)は、ネット広告に費用をかけていました。
近年の価格の高騰傾向でネット広告をやめたのではなく、
広告を出さなくても、紹介などで依頼が十分来るようになったため
広告の配信を止めています。
後者の方の料金設定は、全体的に高く、オプション検査の
いくつかは、私の考えでは、ぼったくりレベル。
同業他社の値段を参考にしていると思いますが、
初めの頃は、不慣れなため、検査の質が高いとは思えません。
安く始めて、質の向上の応じて、値段を上げていくことが
値付けの基本だと思います。
とは言え、値付けは自由なので、本人の考えで良いと思います。
安いと検査の質が低いと思われることもあります。
材料費のかからないこの仕事は、食事や製品などと違い、
価格の判断が難しいです。
検査内容、項目、使用機材などで比べることはもちろん。
誰が検査に来るのか、業者に対し言いたいことが言えるかが重要です。
きちんと検査ができても、業者の顔色をうかがい、また、反論を恐れ
指摘をなかったことにしては意味がありません。
この業界もDXへの取り組みが進んでいます。
AIによる判断、5Gの普及、スマートグラスの性能向上による遠隔検査で
価格は下がり、検査会社選びの基準もかわるでしょう。
ただ、全てが置き換わるのではなく、欠陥住宅検査など
一部は、今までどおりだと思います。
弊社としては、遠隔検査の体制を可能であれば、
早めに取り入れたいと考えております。