地盤沈下
欠陥検査に伺い、地盤沈下が発覚するケースが多いです。
今年はすでに2件発覚、その他、過去に発覚し、裁判中の
家もあります。
最近は、地盤調査をしているので、大きく沈下しません。
2CM以内の沈下が大半です。そのため、保証基準を持ち出し
問題ないという会社が多いです。
(地盤保証の基準は3M以上の距離で5~6/1000が多い。)
2CM程度の沈下は、住んでいて気づかない方がほとんどです。
ただし、基礎が折れている、壁に大きな亀裂などが生じている
こともあります。
保証しないから諦めてくれと言われても、地盤のことですし
家の価値なども考えると、分かりましたと言う人はいません。
地盤沈下の原因は、地盤調査結果の判断ミス。
安易に考え、簡単に判断しているケースが多い。
また、杭や地盤改良が必要になると、追加代金がかかるため
言い出しにくく、判断を甘くしてしまうケースもあります。
地盤や基礎は家の重要な部分。依頼先の技術力、知識に不安が
ある場合は、地盤のセカンドオピニオンをしている会社に相談
するか、近所の家に杭施工の有無などを聞いてみるのも良いです。
家を持ちあげる工事は、多額の費用を要します。また、傾斜の
程度によっては、いくら相手に過失があっても、裁判で負ける
こともあり、工事前の対策が重要です。