事例1274 「バルコニー防水部の雨漏り」
今年も今日を入れて10日。
住宅業界の現場は比較的忙しく、休み前後の週の検査
予定が混み合っております。
■(1)今回の事例_____________
「バルコニー防水部の雨漏り」
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◆写真解説
バルコニー防水とサッシの取り合いからの漏水。
間に施工するシーリングの量が少なく、
雨が内部へ浸入した。
◆内容説明
窓台まで防水施工のあと、サッシ取り付け時、間に
シーリングを施工している現場。
このシーリング不良に疑いを付けて、サッシを撤去。
予想どおり、シーリングの量が少なく、防水とサッシ
間にすき間があり、そこから雨が内側に入っていた。
浸入ルートは、通気層内に入った雨がサッシ横を通り
、下部の角から回り込む。
◆対策
下地が凸凹しているため、多めにシーリングを施工
する。
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■(2)編集後記
今年、住宅の資材はいろいろなものが値上げ
されました。すでに来年の値上げを予告して
いる物もあり、しばらく値上げの傾向は続く
でしょう。
また、物の値上がりの次は、人手不足や労働
時間短縮の影響で人件費が上がってくると思
います。
そうなると、安価な外国人技能実習生に頼る
流れが増えそうですが、この制度自体に批判
が多く、この先、改善されていくと、人件費
を抑えることはできません。
こういった流れがあるため、3Dプリンター
への期待が高まっています。