事例1298 「ブロック塀、基礎の不備」
先週末は北海道に居ました。
土曜日は特に気温が高く、滞在した場所の最高
気温は35℃。
それでも日陰に入れば涼しく、本州より湿気は
少なく感じました。
エアコンが設置していないお店もあり、普段は
冷房なしで夏を過ごしているそうで、今年の暑
さは北海道でも異常だそうです。
■(1)今回の事例_____________
「ブロック塀、基礎の不備」
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◆写真解説
ブロック塀の基礎。
基礎や配筋が、基準や打ち合わせどおりでなく、
発注者が工事を中断した。
◆内容説明
最近、減少傾向にあるブロック塀。
家本体ではないため、職人さん任せで施工される
ケースが多く、未だに危険な塀があります。
写真のようなベースだけ鉄筋コンクリートで、
立ち上がりがブロックの基礎もよく見かけます。
建築学会の基準では、土に埋まる基礎の立ち上がり
部分のブロック使用はNGです。構造強度面やブロ
ックの透水性の面からそうなっていると思います。
(防水性を有する型枠ブロックは使用可)
その他、砕石地業の省略、縦筋が指示した間隔より
広く、あと施工アンカーを施工したなど、工事の
続行に不安があり、途中で契約解除されました。
家以外でも、造成、外構工事のトラブルは多いです。
◆対策
ブロック塀の施工においても、職人任せにしない。
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■(2)編集後記
今朝、建築業者の方から電話があり、図面、写真を
送るので、アドバイスを頂きたいと言われました。
「調査の見積もりですか」と言うと、
「いや、アドバイスだけで結構です」と返事。
依頼内容は原因追及で、弊社のメインの業務。
費用を払う気がなさそうなので、「申し訳ないです
が、無料対応は有りません」とお断りしました。
こういった問い合わせは、企業、個人共、たくさん
あります。一律に断るのではなく、対応するかどうか
の判断は、その都度判断しております。