事例1301 「屋根通気層の施工不備」

気温の変化と出張の疲れなどから、風邪をひき
ました。熱は出ないので、体を休めず、働き続
けているためか、なかなか治りません。

🔳１　今回の事例＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「屋根通気層の施工不備」
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◆写真解説

屋根の通気部材に隙間があり、通気層の空気が
小屋裏に漏れていた。その影響で小屋裏は湿気て、
結露やカビ、金物に錆が発生した。
野地板も湿気で黒ずんでいる。

◆内容説明

小屋裏が湿気ていたので、屋根断熱材を撤去し、
通気層を確認したところ、継目部に隙間があいて
いました。本来は隙間があってはいけない。

施工した大工さん、現場を見ている現場監督が
おかしいと気づかないことが不思議です。

通気材は市販の通気専用部材。材質は段ボール。
湿気により柔らかくなり、通気層を塞いでいま
した。

◆対策

断熱材で隠れる前に通気部材の施工をチェック
する。

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🔳２　編集後記

最近は、品質の高い現場と低い現場の差が広がって
いるように思います。

会社が有名だからと言って、品質が良いわけでは
ありません。TVCMを流し、全国展開している会社
で建てた方から、紛争処理依頼が数件、続けて入
ってきています。

以前から、選ばない方が良い会社を聞かれた場合、
この会社が真っ先に思い浮かびます。

会社は未だ成長しているようですが、品質が伴わ
ない拡大は、被害者を増やすだけです。