事例1309「構造用面材の切れ目」

年始早々、書類作成に追われ、来週から2週間は
現場検査の予定がかなり埋まっています。

あっという間に1月が終わりそうです。

🔳1 今回の事例____________

「構造用面材の切れ目」
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構造用面材切り込み


◆写真解説

耐力壁の構造用面材。よく見ると切り欠きがある。
換気ダクトを先に施工したため、切り込みを入れ
ないと、面材が張れなかった。
耐力が落ちるため、切り込みをしてはいけない。

◆内容説明

施工手順がめちゃくちゃ。
設備業者が自分の仕事を優先し、他のことを考えて
いない。本来、ダクトをつなぐのは、面材を張って
から。面材施工時に邪魔なら、大工がダクトを撤去
すればよい。

切り欠きがあれば、当然、そこで変形しやすくなり
大きな力がかかれば破断しやすくなる。切り込みが
あれば耐力壁としての役割を果たせない。


◆対策

仕上げていく前に、工事途中で構造をチェックする。

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🔳2 編集後記

欠陥住宅で今、多いのは、構造計算不備とカビ
問題だと答えています。

検査をした現場で、また、やや杜撰な構造計算
物件が出てきました。建て主が、実際に構造
耐力不足を感じている家。
計算を危険側でやっているのが原因です。

確認申請も通り、チェックが入っているのになぜ
NGになっていないのか。

計算する担当は、営業や会社からの圧力で、経済
設計を求められ、建築費を抑えるため、甘い設定
で計算します。
設定のさじ加減には幅があり、かなり危険側で
入力してもNGにならないため、審査機関がダメ
出ししません。

構造計算すれば地震に強いという考えは、持た
ない方がよいです。計算する人を選びましょう。

また、構造計算書のセカンドオピニオンも重要か
と思います。弊社は、欠陥検査だけは料金内で
チェックをし、間違っていると判断した場合は、
別途費用が掛かりますが、再計算をお勧めします。
(大手の規格住宅などは、計算が間違っている
可能性が低いです)










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