事例1312「シーリング切れ」
株高値のニュースが報じられている中、
建築関係の会社の赤字、大幅減益のニュースも
よく目にします。
この業界で調子が良い会社は一部で、多くの会社
は何か大きな変化がない限り、業績が上向くことは
ないと思います。
🔳1 今回の事例____________
「シーリング切れ」
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◆写真解説
サイディングのシーリング切れ。築5年程度で
この状態。サイディングが7,8mmも縮み、
シーリングが切れた。
◆内容説明
サイディングは収縮する材料ですが、ここまで目地
が開く例は、最近では珍しいです。
施工時に通常より伸びていて、縮む量が増えた可能
性があります。
シーリングの弾性力があるうちは、収縮に対応しま
すが、固くなってくると、切れてしまいます。
こういったケースで製造会社は、施工が悪いという
だけで、それ以上の原因追求はやってくれないこと
が多いです。
◆対策
何を選んでもある一定数は、不具合が発生ます。
予見が難しいため、シーリングが切れたら、
雨も入るので、早めに申し出ることが重要です。
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🔳2 編集後記
先週末、2件の欠陥検査を実施。
2件とも、大きな不具合が発生していましたが、
その不具合に家主自ら、気付いたのではなく、
たまたま、他の用事で家に関わった方に教えて
もらい、気付いています。
家に大きな不具合があるのに、気付いていない
方は相当多くいると思います。
工事中、引き渡し時、住んでからであれば、
保証があるうちに、家を調べてみることを
お勧めします。