事例1322「壁通気の湿気」
このところ、朝早く出かけ、戻りは夕方。
そこからリモートでの打ち合わせがあるパターン
が続いています。
(今日もこのあと、リモート打ち合わせ)
週末は週の区切り。次週も予定が埋まっていても
忙しい1週間が終わった安堵感があります。
🔳1 今回の事例____________
「小屋裏の湿気」
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◆写真解説
外壁上部に設けられた壁内通気層出口の温湿度を
計測した写真。5月の空気が乾燥している日でも、
出てくる空気はかなり湿っている。
NO1371とは別の現場。
◆内容説明
サイディング材の不具合調査の際に、通気層の
温湿度を計測。予想よりかなり湿気ていました。
外気が乾燥している時期に、どこから水蒸気が供給
されるのか?
おそらく、サイディング材の隙間から入る雨の影響
ではないかと私は考えます。
通気が滞留しなければ問題はありませんが、
上部の通気の出口が塞がれると、結露、カビ、躯体
腐朽の原因になります。
◆対策
外壁上部に通気の出口を確実に設ける。
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🔳2 編集後記
今年は梅雨入りが遅くなりそうです。
それでも、雨量は多い予想があり、大雨に対する
警戒が必要です。
今年もカビ調査依頼が入りだしました。
今現在は、昨年の被害に対する調査ですが、
来月からは、今年の被害に対するものも出てくる
と思います。