事例1331「壁の湿り」
今週末の気温が下がる予想を見ると、天気は悪い
ですが、週末が待ち遠しくなります。
昨日、今日も真夏のような暑さでした。
🔳1 今回の事例____________
「壁の湿り」
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◆写真解説
石膏ボードの湿り。ほぼ上限に近い水分を含んだ
状態。外壁通気層からの水蒸気を吸い込んでいる。
壁裏は結露が発生し、カビが生えている可能性が
高い。
◆内容説明
2年点検で伺った家。目視する限り、クロスに異常
はないが、今年はカビの発生が多いため、クロスの
含水率を確認すると、猛烈に湿気ていた。
湿気ていたのは、エアコンを可能させる部屋のみで
典型的な夏型結露。
断熱材がウレタンで、外壁通気層からの湿気が
石膏ボードまで達しているのが原因と推定した。
◆対策
木造に施工するウレタンは透湿性があるため、
結露対策で防湿シート(できれば可変シート)を
施工する。
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🔳2 編集後記
コンクリートの中を調べるコンクリートレーダー
について、かなり詳しくなりました。
きっかけは裁判官からの質問に、口頭で上手く説明
ができなかったことで、開発者のもとを訪れ、
いろいろ教えてもらったり、弁護士からも機材に
関する疑問を数多く出してもらったからです。
非破壊試験の精度が怪しまれた事案。
最終的には破壊して内部を確認し、機材の信頼性を
証明できました。
コンクリートレーダーの販売店によると、精度が
最も高い最高レベルのコンクリートレーダーを使用
してる住宅検査会社は弊社だけのようです。
(簡易的なものを除く)
また、今回、機材について、メーカーの担当者より
詳しくなったので、弊社の強みになると思います。