事例1336「かぶり0+ジャンカ」
朝から晩まで、複数のスケジュールがびっしり入っ
た超過密な1週間が終わり、ほっとしています。
明日は1件だけですが、契約不適合検査で早朝出
発、長距離移動+1日中の検査。
それでも、複数の場所にあちこち行くよりは、同じ
場所に一日居る方が気持ちは楽です。
🔳1 今回の事例____________
「かぶり0+ジャンカ」
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◆写真解説
鉄筋が露出し、ジャンカもある。
品質が良いはずの大手ハウスメーカーの家。
社内検査をしていない証拠。
◆内容説明
点検口をあけて目に飛び込んできたのが上の写真。
コンクリートの打設前、基礎完成時に検査をして
いれば、見落とすはずはなく、
おそらく、社内検査をしていないと思います。
今現在、大手ハウスメーカー相手の裁判をいくつか
サポートしていますが、社内検査をしていないと
思われる例があまりに多いです。
大手とは反対に、最近は検査体制を厳しくしている
工務店が増えています。社内検査に加え、社外の
検査を重複し、検査漏れを防いでいます。
大手は利益が減っているため、品質にあてる費用を
削減しているように思えます。
◆対策
今回のようにすぐに目に付く内容でも、素人さん
では気付きにくい。第三者検査を活用しましょう。
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🔳2 編集後記
建築業界の外国人労働者の割合は増えていて、
住宅以外では50%を超えている現場もあります。
外国人労働者に頼る理由は、人手不足と低賃金で
使う側にとっては、大事にすべきだと思いますが、
中には奴隷のように扱っている光景を目にします。
先日は基礎屋が、ベトナム人にしくこくパワハラ
していました。
現場にいるハウスメーカーの監督は知らん顔。
本来、監督が注意し、会社に報告すべきです。
外国人労働者がパワハラを容易に訴えることが
できる仕組みがあるとよいですね。
何人かの弁護士に意見を聞いてみようと思います。