事例1346「天井下地の錆」
急激に暖かくなり、朝はまだ寒いですが、服装が
変わりました。6月までの数ケ月、外の検査が快適
にできます。
🔳1 今回の事例____________
「天井下地の錆」
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◆写真解説
2階天井下地の白錆。さらに2階壁にもカビが発
生。原因は外壁通気層の夏場の湿気た空気が、配線
貫通部穴から小屋裏へ入っていた。
◆内容説明
2階壁に発生したカビ原因調査依頼で現場へ行き、
小屋裏をのぞき、原因が即判明。
ソーラー発電の外壁配線貫通部を塞ぎ忘れ、外壁通
気層の猛烈に湿った空気を小屋裏へ引き込んでい
た。
この家は、ソーラー発電の配線工事が全般的に
粗く、家の気密性能を台無しにしている。
隙間埋めの重要性を理解している職人は、今時点
でも少ない。そのため、監督からの指示がないと、
隙間は埋められないことが多い。
◆対策
外皮を貫通する隙間はできる限り埋める。
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🔳2 編集後記
裁判で、相手がミスをなかなか認めず、デタラメ
な主張をしてくることがあります。
今年に入り、笑ってしまう内容のものが、複数の
裁判で出てきています。
さすがに専門委員もデタラメだと気付きますが、
一応、私の方にも間違いを指摘してほしいと、求め
られるため、余分な仕事が増えます。
こういった行為は、裁判が長期化する要因になっ
ています。