事例647『マンション床組の不備』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
会社の近くの現場。
基礎工事の職人さんが懐中電灯をつけ
20時過ぎでも仕事をしてました。
今の忙しさは異常ですね。
■(1)今回の事例_________
「マンション床組の不備」
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◆写真解説
マンションの床組。
部分的に木を組み合わせ、支えている。
接合部に接着剤の施工はない。
大きな振動で崩れる恐れがある。
◆内容説明
ほとんど金属製の束で支えているが
一部で写真のように、木を2つ組み合わせ
束の代わりにしている。
見えない箇所だけに、手を抜かれた。
◆対策
マンションは工事中に検査ができません。
完成時に点検口をチェックする。
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■(2)編集後記
新聞では、職人単価の高騰が書かれていますが、
現実はそうでもないようです。
大工さんたちは、この忙しさで
単価が上がる期待をしていたようですが、
値上げはなく、今までどおりのようです。
中には税込みで単価を決められていて、
4月以降、発注単価が変わらなければ
値下げになってしまうようです。
単価など、いろんな不満がたまっているのか、
いらだっている職人をよく見かけます。
怒りながら仕事をすれば、品質に影響が出るでしょう。