事例648『床下の濡れ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は雑用で半日つぶれました。
月末でもあり、やることが多いです。
■(1)今回の事例________
「床下の濡れ」
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◆写真解説
床下の水。雨水が基礎の打ち継ぎ部から
内部へ入ってきた。
床下が湿気て、カビ、腐朽、さびなどの原因になる。
◆内容説明
建物完成後、床下点検口をあけたら
水がたまっていた。
業者側は、屋根工事前の水だと主張するが
そうであれば、2、3ヶ月も乾かないはずはない。
床下に水がたまると、木部がカビる、
金物、釘などの鉄部がさびます。
◆対策
建物完成直後、床下点検口を開けてみる。
基礎の打ち継ぎ部が地面より下がる場合は
防水工事を行う。
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■(2)編集後記
長期優良住宅仕様を理解していない業者が未だに多い。
特に断熱の施工は不備が多く、省エネ最高ランクの家にしたつもりが
実際は、普通のレベルだったりします。
長期優良にすれば、審査や検査が厳しくなると
思っている施主さんが多い。
実際は施工のチェックは行われておりません。
ですから、業者は間違った施工方法でも
指導を受けることはなく、いつまで経っても間違いに気づきません。
省エネ対策等級4の家なのに、寒いと感じる場合は
施工ミスを疑いましょう。