事例658『軽量モルタル厚さ不足』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は午後2時までに、4件の新築検査を終えないと
いけないスケジュールでした。
幸い場所は全て、近くだったため
朝8時前から現場に入り、休憩もなしで
予定を済ませました。
■(1)今回の事例_________
「軽量モルタル厚さ不足」
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◆写真解説
外壁にひび割れが多く発生。
軽量モルタルの一部を取って確認したら
厚さが不足していた。
防火基準を満たすには16mm必要。
10㎜で施工されていた。
◆内容説明
外壁モルタルの厚さ不足は、数多く発覚しています。
3回塗るところを2回で仕上げるなど、
規定の厚みまで塗らなくても
仕上がってしまうからでしょう。
薄く塗ることによって
経年変化で隔離し、外壁が膨らんだり
ひび割れが多く生じるなどの瑕疵が出ることがあります。
◆対策
仕上がってしまうと、厚さを確認できません。
工事中にチェックをするか、塗る前にサッシの出を
記録しておいて、完成後に再度計測して厚みを出す。
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■(2)編集後記
交渉ごとは、いくら自分が不利な立場でも
非を認めないで、相手を威圧するくらいがいい。
昔、何度か聞いたことがあります。有名なんでしょうか。
欠陥住宅紛争で、業者との直接交渉。
初回、なぜか業者側は皆、偉そうな態度を取る。
忙しい時間を割いて、喧嘩しに来たわけではありません。
問題を解決するために来たのです。
喧嘩したければ、話し合いの場を持たず、
裁判にすれば、いいのにと思ってしまいます。
私自身の問題ではなく、仕事として話し合いに
参加しているため、喧嘩を売られても買いません。