事例664『かぶり不足』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今週はこれから始まる、かなりひどい欠陥住宅裁判の
書類の締切に追われ、気が重かった。
この週末で何とか完成するつもりでいたところ
提出期限が先に延びました。
先送りですが、気分的に楽な週末が迎えられそうです。
■(1)今回の事例_________
「かぶり不足」
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◆写真解説
ベタ基礎、スラブ筋端部の折り曲げが、かぶり厚不足。
根入れ(地盤面からの深さ)が少ない基礎で、よくある事例。
◆内容説明
端部で90度に折り曲げた鉄筋の先が
捨コンから2,3CMしか離れていない。
この箇所のかぶりは、捨コンを除いて6CM必要。
型枠が入ると外からは見えず、
上からだけ見ていると、見落としやすい。
職人も、検査員も気づかないことが多いです。
◆対策
検査時に見にくい箇所です。
また、あとから非破壊での確認も難しい箇所。
コンクリートを打つ前に確認する。
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■(2)編集後記
今週、名古屋の大地震被害予想が新聞に出ていました。
死者や被害数は、特定の地区に集中しています。
これから家を買う人は、このデータを見て
買う地区を考えるのもよいでしょう。