事例669『気密パッキンのずれ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
明日、事務所の引っ越しです。
荷造りしたため、仕事ができる環境ではありません。
明日の午前中は、電話工事のため
電話が不通になります。
尚、電話番号の変更はございません。
■(1)今回の事例_________
「気密パッキンのずれ」
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◆写真解説
基礎パッキン(気密タイプ)が大きくずれている。
すでに躯体が載っているので動かない。
構造面、気密確保の面で問題あり。
◆内容説明
基礎パッキンは施工時にずれやすい。
気を使って施工しないと、写真のようになります。
以前も同様の事例があり、
施主さんが怒り、大工をクビにした。
基礎パッキンをきちんと敷けないなら
今後の工事も雑に施工されると判断したようです。
◆対策
床組時にチェックをする。
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■(2)編集後記
仕上げがあまりにもひどいという家を
検査してきました。
確かに、大工とクロス屋が下手。
壁は曲がっているし、そこらじゅう傷、隙間だらけ。
検査に立ち会った大工は、
「これでも、一生懸命やっている」と逆切れ。
プロである以上、結果が大事で、
一生懸命やれば許されるというものではない。
仕上げがひどい現場は、いろいろ欠陥がある。
調べていくと、重大な防火違反なども発見した。
こういう職人は暇になれば、真っ先に仕事がなくなるでしょう。