事例676『構造用面材の傷』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
GW明けの週、いろんな紛争事案が舞い込んで来ています。
着工が一時より減っているはずなのに
紛争は増えているのでしょうか。
■(1)今回の事例__________
「構造用面材の傷」
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◆写真解説
構造用面材の傷。
筋違いの金物が干渉するため、大工さんが表面を削った。
当然、この部分が弱くなる。
◆内容説明
筋違い金物が干渉する珍しいケース。
ノコ刃を入れ、厚さを削り落とした。
切り込み部分で割れやすくなる。
◆対策
換気扇穴など、直径100mm位の開口はOKなので
穴をあけるなどして対応すべきでした。
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■(2)編集後記
築10年ほどの中古住宅の検査に行きました。
通常、10年も経過していますと、
外壁塗装が劣化しますが、この家は大丈夫でした。
新築時に長持ちする材料を使ったのでしょう。
外壁以外は、地区年数相応の状態。
部分的にメンテナンスした方が良い箇所もあります。
普段住んでいると慣れから
不具合に気づきにくいものです。
定期的なメンテナンス時期を決めて
点検してもらうと良いかもしれません。