事例679『無数のクラック』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
昨日、伊勢市まで行ったついでに伊勢神宮によりました。
毎年1回は参拝していますが、
ここ数年、平日でも大勢の人が押し寄せています。
ただ、今朝の新聞を見ると外国人には
あまり有名ではないようです。
■(1)今回の事例_________
「無数のクラック」
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◆写真解説
住宅の基礎。緑のテープの箇所にクラックがある。
約7CM間隔で1本。家全体で400本以上。
コンクリートの異常が疑われる。
◆内容説明
1軒の家で、20~30本程度のクラックでしたら
ひび割れの幅に応じた補修をすればよいです。
今回紹介した例は、ひびの本数が普通ではない。
この現場以外にも、もう1軒同様の家があります。
大量のクラックの場合、コンクリートの異常を疑いますが、
強度に異常がなければ、原因特定が困難。
原因が特定できないと、補修だけの対応で終わってしまいます。
◆対策
生コン工場から異常な生コンが出荷されても
目で見て分かるものでないため、防ぐことが困難。
定期的に点検をして、早期の異常発見に努めましょう。
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■(2)編集後記
今週は4件も裁判、調停があります。
ただし、立ち合うものはゼロ。
依頼者の費用面の負担を考えると、頻繁には立ち合いません。
私が居ないと、相手業者、調停委員は都合がいい。
専門的なことで、おかしなことを言っても反論する人がいない。
そう考えると必要に応じ、立ち会うことも重要です。
少しの費用を節約して、百万単位の損になっていては
意味がありません。
最大限の結果を出すために、
裁判などのサーポート体制を見直していきます。