事例686『基礎の貫通孔』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
書類は少し溜まっていますが、
現場予定に余裕が出てきました。
ここらでまとめて休みが取れればと思いますが
社内的にいろいろやりたい雑務があるので
まとめて片付けたいと思います。
■(1)今回の事例_________
「基礎の貫通孔」
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基礎孔
◆写真解説
配管の高さが合わず、コア抜きで上に孔を広げた。
基礎上部への孔あけは、耐力的に弱くなるため、
この会社の社内規程でも禁止している。
◆内容説明
本来、基礎の上下端から200mm以内に孔あけをしては
いけない。ただし、配管の収まり上、仕方がないときは
構造的に影響がないことを確認する。
建築士が無監理で、配管貫通孔を職人任せにしている現場が多い。
設備職人は、構造的なことは分からない。
◆対策
設備職人任せにせずに、図面上で指示をする。
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■(2)編集後記
基準を守っていなくても、裁判になると逃げられる項目は
たくさんあります。
影響が少なく、修理費用が膨大にかかる場合などは
なかなか認められません。
今、書いている欠陥検査の書類でも
半分くらい裁判所は容認するでしょう。
ですから、工事中にきちんと施工させることが重要です。
大手は自分で勉強していますが、中小は無知な業者が多いです。
今日、これから検査が始まる現場の図面をチェックしていたら、
いくつか基準に沿わない箇所がありました。
きちんと基準どおりの家を造るには
業者任せではダメです。

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