事例704『コンセントBOXの防火性』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
難解な問題を解決するため、10時から13時半くらいまで、
休憩なしで現場を動き回っていました。
こんな調子で仕事していると、
熱中症になりやすいことは分かっています。
適度に休憩を取らないとダメですね。
■(1)今回の事例__________
「コンセントBOXの防火性」
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◆写真解説
コンセントカバー裏の簡易耐火プレート。
壁開口からの火の侵入を防ぐ。
省令準耐火仕様の木造住宅で必要なものですが、
付いていない現場も多い。
◆内容説明
耐火性能を高めた木造住宅では、
部屋からの延焼を防ぐため、コンセントや
スイッチの開口にも防火の措置が求められる。
ただし、基準として明文化されている省令準耐火仕様、
(明文化されたのは数年前です)
法律に明記がない準耐火建築物でも
実際は防火対策されてない現場が多い。
(準耐火建築物以上は写真の簡易耐火プレートでなく
鋼製BOXなどが必要)
施工の必要性について、グレーな面もありますが、
日本建築学会 防火委員会が住宅防耐火性能に関する
Q&Aで樹脂製コンセントBOXの必要性をうたっています。
◆対策
防耐火の設計内容を確認し、
工事中にチェックを行う。
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■(2)編集後記
欠陥検査の指摘に対する業者の回答を聞く席に立ち会いました。
予想していたより、いい方向へ話が進みそうで、依頼者も一安心。
いつもこんな感じで解決するとうれしいです。