事例721『梁の穴あけ』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今週は雨が続くようで、検査予定も動きそうです。
今週末前後の予定がなかなか確定できません。
■(1)今回の事例__________
「梁の穴あけ」
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◆写真解説
2階のキッチン排水管を通すため、
床梁に大きな穴をあけた。
2×4では上下端から5CM以内の穴あけは
強度の面からNG。
◆内容説明
梁の上下端の開口や切欠きは、耐力上の弱点となります。
木造住宅で配管位置等を事前に計画するケースは少ない。
ほとんどは、現場任せ。
梁せいの真ん中あたりに穴をあければ良いのですが
排水管は勾配に合わせ穴をあけるため、NGな箇所に
開けてしまうことがあります。
(写真は、配管を上にあげると勾配が取れない)
◆対策
設計の段階で配管経路を決める。
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■(2)編集後記
このところマンションの大規模修繕をよく目にします。
あちらこちらで足場がかかっています。
定期的なメンテナンスが強制的に行われるので
劣化を防ぐには有効です。
事務所も先週末、配管の掃除が入りました。
私は来客中だったため作業を見ていませんが
5分くらいで終わったようです。
戸建はメンテナンスをしない家がほとんど。
外部を中心にメンテナンスをしていけば
家は長持ちします。