事例722『床合板耐力不足』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今晩放送のドラマ「女はそれを許さない」で
私が撮影した写真が使われる予定。
ドラマはほとんど見ませんし、
打ち合わせも簡単だったため、
どんな風に使われるのか分かりません。
時間があれば、チェックしたいと思ます。
■(1)今回の事例________
「床合板耐力不足」
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床合板不備
 
今回は
772番の写真です。
 https://www.ie-kensa.com/kekanphoto2.html
 
◆写真解説
今回、素人の方にはやや難しい内容です。
2階床合板の不備。耐震等級計算では
バルコニー下を含め24mm合板4周釘打ち。
バルコニー下は剛床でない
(根太を使用し梁に直接合板を施工しない)、
合板端に釘打ちがないなどの施工ミスにより、
床剛性が設計どおりでない。
◆内容説明
耐震等級2,3を取る場合、床剛性の計算が必要になる。
写真は長期優良住宅を申請した耐震等級2の家。
床剛性が高いほど耐震性能は上がります。
現場の人たちが耐震等級の施工方法を知らないケースが多い。
最近でも、釘未施工や構造用でない釘を使用するなどの
ミスが目立ちます。
◆対策
今回の件の施工が間違っていても
中間検査では指摘を受けないでしょう。
瑕疵保険検査でも指摘を受けない可能性が高い。
仕上がると見えないため、構造検査時のチェックが重要です。
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■(2)編集後記
アイダ設計が産廃処理を無許可業者に依頼したとして
書類送検されました。
アイダ設計はローコストメーカーの中でも
特に低コストを強調し宣伝している業者。
下請けがやったことですが、安いだけの業者に発注すれば、
このようなリスクはあるはずです。
ローコストメーカーは管理人員が極端に少ない。
(安さの理由でもあります)
社員一人あたりの仕事量も多いので、いちいち許可業者かどうか
チェックする体制はないでしょう。

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