事例569『パンチング アウト』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今週、新たな楽しみができました。
それはこのブログの面白い写真を見ること。
http://ameblo.jp/tosboistudio/ 
写真だけ見ていると、ふざけているように見えますが
記事の内容は時々深いです。
坪井さんは今年2月に上場した「買取王国」の元副社長。
今月、会社を辞めてフリーとなり新たなブログが始まりました。
坪井さんと出会ったのは数年前。
ある勉強する塾で同期でした。そのあと、違う内容の塾でも同期で
いろいろアドバイスをいただきました。
今後、どんな事業を起こしていくのか
ブログを読んで応援しようと思います。
■(1)今回の事例_________
「パンチング アウト」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-パンチングアウト
 
◆写真解説
構造用合板の釘が端に打たれている。両隣の釘はOK。
端過ぎると、大きな力がかかった時に合板の縁が割れ、
釘が合板を保持できない。
◆内容説明
パンチングアウトを防ぐため、建築学会などの基準では、
端から10mm以上離して釘を打つ記載がある。
この現場は釘を打つ位置に鉄板が張られ、さらに赤丸で印までしてある。
それなのに、部分的に釘が端へ外れて打たれている。
考えられる原因は、急いで仕事を終わらせたい気持ちから
一本、一本丁寧に釘を打たなかった。
釘を打つ部分にある薄い鉄板は、釘を打つ位置を印す以外に、
釘頭のめり込みを防止するために付いています。
釘頭がめり込むと、耐力低下につながります。
◆対策
大工さんにあらかじめ注意しておく。
釘の全数検査を行う。
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■(2)編集後記
一建設、アーネストワン、飯田産業など
パワービルダーの勢いが名古屋でもすごい。
株価もここ最近で約2倍。株式市場でも評価を受けている。
これらの一番の売りは価格の安さ。
当然、職人の単価も安いです。
価格が安いと心配になるのは欠陥。
欠陥住宅を大量に造って、それが発覚すれば、
有名な会社は国土交通省が処分をし、マスコミ報道されるため、
経営が途端に悪くなる恐れがある。
検査で見る限り、これらのリスクは当然抑えているようで、
関連法規の遵守を施工マニュアルに反映させています。
家の仕様もワンパターン。
腕の上手い下手はあっても、現場で法令違反はおきにくい。
これらとは反対に小さな工務店では、
法令を専門で調べる人を置くことができない。
私が検査に入り「そんな基準知らなかった」みたいな話が多いです。
大手や有名メーカーは、職人の腕のばらつきに注意し、
中小工務店はプラス、法令違反に注意が必要です。

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