検査判断
基礎配筋検査での出来事。
瑕疵保険の検査員が明らかに間違っている指摘をしていました。
(写真は内容と関係ありません)
その指摘内容は過剰な判断。
耐力がマイナスになることではないので、私は黙っていました。
検査員が帰ったあと、「今までそんなこと言われたことがない」
と基礎屋さんはやや不満気味。
「あれはやらなくてもいい」と基礎屋さんへ技術的な解説すると
「早く言ってよ」と言われてしまいました。
検査では甘い判断しないほうが良いです。
過剰であっても、安全側に判断しているので、
この検査員は好感が持てます。
鉄筋や、コンクリートの役割を理解していると、
検査時の判断が適切にできますし、職人さんも納得しやすい。
役割を理解するには、基礎の構造計算を理解するとよいです。
(2階建ての住宅の基礎は通常、構造計算は不用です)
紛争中の案件で、基礎の鉄筋の瑕疵に対し、
「住宅の基礎は無筋でもいい」という反論が来ています。
無筋で良ければ(良いわけありません)、
配筋検査しなくて済みますし、基礎は安くなります。
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