事例576『外壁通気口欠落』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の午後、雨漏り調査に行ってきました。
当社へ来る雨漏り依頼は、業者がお手上げの難しいものばかりで、
いつも、検査は緊張します。
今回は、案外早く原因をつかめました。
事務所に戻り、ほっとしています。
■(1)今回の事例_______
「外壁通気口欠落」
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◆写真解説
外壁下端。外壁通気の進入口がない。
長期優良住宅などでは、結露防止措置として通気が必要。
◆内容説明
サイディングの外壁。
屋上防水の立ち上げの納まりが悪く、通気スペースがなくなっている。
これはよくある事例。
15mm程度の通気層を確保しても、
防水下地が手前に出てくれば、外壁とくっついて、
通気の入り口がなくなる。
◆対策
施工後指摘しても、直すのは困難。
大工さん任せにせず、図面で納まりを指示する。
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■(2)編集後記
今日、躯体検査に行った現場での出来事。
性能評価の検査に来ていた方が、
私を瑕疵保証検査のJIO検査員と勘違いしたようで、
「JIOさん、今日は検査時間がかなり長いですね。
JIOさんより早く、私の検査が終わるなんて珍しい」と話かけてきました。
ちなみに性能評価の方は約1時間、現場に居ました。
業界の人も、保険の検査は早く終わる印象があるようです。