大地震で欠陥が発覚する

東日本大震災の住宅被害情報が最近になっていろいろ出てます。
昨日、ニュースで知ったのはこれ。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013061100852
東日本大震災で地滑りが起き、家が傾くなどして
精神的苦痛を受けたとして、仙台市青葉区の5世帯8人の
住民が11日、土地を造成した三井住友建設と住宅メーカー
の三井ホームに対し、計約2億円の損害賠償を求める訴訟を
仙台地裁に起こした。


訴状などによると、住民らは三井ホームから「この土地は地盤が
固いので大丈夫」などと言われ土地を購入。同社と住宅建築の
請負契約を結び、1995年に家
の引き渡しを受けた。東日本大震災の際、
地滑りが発生。家が傾くなどし、現在も避難を余儀なくされている住民も
いるという。住民らは「土地造成の際、宅地造成等規制法が定めた地盤の
改良工事など適切な措置を講じなかった。家を建てる際には適切な
地盤調査を怠り、地盤に合った基礎工事をしなかった」などと主張している。
大地震が来ないと分からない欠陥はたくさんあります。
同じく
東日本大震災で免震基礎が破損し家が大きくずれた家もあります。
木造2階の大半は、細かな構造検討はやってられない。
今日も、これから始まる新築検査で基礎強度の問題を指摘した。
指摘に対し
「基準法に記載がないため問題はない」と
営業担当者が返事をしてきた。
地すべり、免震基礎の検討も基準法には書かれていません。
また、基準法は最低限の基準。
基準法しか守らないというのは、当社の家は
「最低限の家です」と言っているのと同じです。
あらゆる危険を想定して、安全な家を造ることを
ほとんどの会社がやっていません。
こんな現状になっているのは、我々建築士の責任です。
マンション偽装事件の構造建築士のように
多くの建築士が下請けとして使われているため
おかしなことでも意見できないのが現状です。
私は下請けではない為、
これからも遠慮なく、意見を言わせていただきます。

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