安全であれば何でも許される?
今週構造の検査に行った現場。
瑕疵保険のJIOの検査後でしたが、柱を固定する金物が4ヶ所抜けていた。
施主さんは、「こんなこと普通ですか」と聞いてきたので、
「よくあります」と答えました。
工事中だから、すぐに是正できましたが、完成している状態ですと厄介です。
だいたい、修補逃れの言い訳が返ってくる。
「安全を見て設計しているので多少の不備は安全上問題がない」
確かにそうかもしれないが、客としては、基準どおり施工してもらって
当然だと思っているので、不備があり、多少でも性能が落ちることに
納得がいかない。
賞味期限切れ食品問題などの不祥事は記憶に新しい。
安全であれば、ごまかしてもOKかというと、そうではない。
また、福島の原発事故以来、安全の基準自体に疑問が出ている。
この業界では、職人ひとり一人まで目が届きにくい。
いかに雑な職人を排除するか、監督するかが重要だと思います。
住宅業界の内情を広く知っていただくため
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