事例474『配管の間隔』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
午前中、家を持ち上げる工事をしている
現場に立ち会ってきました。
家が持ち上がる。
油圧ジャッキの力はすごいですね。
■(1)今回の事例________
「配管の間隔」
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◆写真解説
基礎配管貫通穴の間隔が狭い。
耐力低下や矢印部にコンクリートがまわらないなどの弊害が出る。
◆内容説明
コンクリートを打設する前にセットした配管スリーブ。
間隔があいていない。
水道業者がセットしたと思われる。
基準を誰も知らないから、現場監督も気づかない。
基準は芯々で直径の3倍離す。
(日本建築学会 鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説など)
収まり上、無理な場合は監理者へ相談し、
補強などを検討する。
◆対策
コンクリートを流し込む前に
位置の確認をする。
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■(2)編集後記
依頼を受け、当社の方から仕事をお断りする例は年に数件。
損得勘定でなく、依頼者の人間性で判断します。
ですから、当社がお断りする方は、
業者がすでに愛想を尽かしているケースが多い。
先日も、一度お断りした方が、思うように話が進まず
再依頼してきた。
丁重に断りましたが、話だけ少し聞くと、
どんどん内容が悪化しているとのこと。
当社が出て行かなくても、本人が態度を改めれば、
話がまとまるような事例。業者も意地になっているようです。
話し合いは、どちらかが勝手なことを言っていると
まとまりません。
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