事例500『ホールダウン金物 ビス抜け』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今回で事例500回目。
週2回のペースで、約5年かかりました。
この写真を見て、自宅の欠陥に気づいたという
お礼のメールを何通も頂いています。
欠陥住宅の抑止になるなら、
今後もコツコツと続けていきます。
■(1)今回の事例________
「ホールダウン金物 ビス抜け」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-ホールダウンビス
 
◆写真解説
ホールダウン金物、ビス2本不足。
施工途中に電話がかかってきて、作業中断。
そのまま忘れてしまったらしい。
◆内容説明
ホールダウン金物は、柱の引抜きを防ぐ重要なもの。
ビスが不足していては、所定の引抜き力を発揮できない。
解説のように途中で作業を止めて、その後時間が経ち
忘れてしまうことが原因であり、故意にビスを施工しない
ことはないでしょう。
職人さんのミスは、検査で防ぐしかありませんが、
この現場は瑕疵保険の検査も、社内検査も細かく見なかったようです。
◆対策
職人のミスを防ぐには、現場の検査しかない。
誰が検査するかが重要です。
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■(2)編集後記
当社が検査で関わるお客様で
フラット35Sを利用している人は意外と少ない。
私自身も利用してないように、一般の銀行ローンでも
有利なものがあるからでしょう。
ローンを利用しなくても、フラット35の仕様書に沿って
施工する契約内容にすることをお薦めします。
図面や契約約款に表記してください。
住宅紛争になると建築基準法だけでは
業者に逃げられる確率が高くなる。
先日も、ある業者がこう言いました。
「フラットの仕様書に違反し、私たちも瑕疵だと思います。
ただ、基準法には抵触しないため、直さなくて良いと思います」
きちんと施工させるためにも、是非契約条件としてください。
よくわからない場合、検査依頼を前提の方は
個別にアドバイスいたします。

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